旧指定成分 - 指定成分

■名称
 旧指定成分
 または指定成分

■概要
1984年-2000年
厚生省は医師や研究機関、消費者からの情報をもとに、アレルギーなどの皮膚障害を起こす可能性のある成分について、102種の成分を指定。
化粧品などの記載がメーカーに義務づけていた。
2001年
薬事法改正。
その製品に使用している成分を配合量の順に全て表示すること(全成分表示)に改められる。
現在でこの102の成分を「旧表示指定成分」(または指定成分)と呼ばれている。
現  在
全成分表示により、消費者が配合成分を確認して購入できる反面、知識不足の消費者は全成分表示から何に注意すべきか判断できないとの指摘もある。

この旧指定成分は主に香料、保存料、合成界面活性剤、タール色素などの成分が多い。
102成分を指定する理由として厚生省(当時)は、「ごくまれにアレルギーなどの皮膚障害を起こすおそれのある成分」とした。
“ごくまれに”という指摘がいかにもお役所的である。

旧指定成分の全てがアレルギーや発癌性の因果関係が特定された訳ではないが、国が示したとおり「ごくまれにアレルギーなどの皮膚障害を起こすおそれのある成分」であり、中には国際的に発癌性、環境ホルモン様作用の疑われる成分もあるので十分な注意が必要である。
■薬事法改正から生まれた「無添加製品」
無 添 加 】
着色料や防腐剤などを加えていないこと。
大辞泉 提供: JapanKnowledge

2001年の薬事法改正に伴い、同年以降に開発された成分は性質が類似し、何らかの危険性が指摘されていたとしてもこれに属さない。
これらを原材料に使用しても「旧表示指定成分不使用」との表示表現ができる。
つまり無添加=「指定成分不使用」との表現がまかり通っている。

下記102の旧指定成分不使用、あるいは旧指定成分と性質(危険性)が類似した成分を使用していても無添加と名乗る場合が多い、あまりにも多いのである。
繰り返すが、無添加=「添加物不使用」とは限らず、また原材料のキャリーオーバーがある場合情報、全成分表示から性格に添加物を理解することは不可能である。

No.薬事法による成分名主な用途
1安息香酸及びその塩類防腐殺菌剤
2イクタモール収斂剤
3イソプロピルメチルフェノール 防腐殺菌剤
4ウンデシレン酸及びその塩類 防腐殺菌剤
5ウンデシレン酸モノエタノールアミド 防腐殺菌剤
6エデト酸及びその塩類 金属イオン封鎖剤
7塩化アルキルトリメチルアンモニウム 界面活性剤
(帯電防止剤)
8塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 界面活性剤
(帯電防止剤)
9塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム 界面活性剤
(帯電防止剤)
10塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 界面活性剤
(帯電防止剤)
11塩化セチルトリメチルアンモニウム 界面活性剤など
12塩化セチルピリジニウム 界面活性剤
(防腐殺菌剤)
13塩化ベンザルコニウム 界面活性剤
(防腐殺菌剤)
14塩化ベンゼトニウム 界面活性剤
(防腐殺菌剤)
15塩化ラウリルトリメチルアンモニウム 界面活性剤
16塩化リゾチーム 酵素類
17塩酸アルキルジアミノエチルグリシン 界面活性剤
(防腐殺菌剤)
18塩酸クロルヘキシジン防腐殺菌剤
19塩酸ジフェンヒドラミン消炎剤
20オキシベンゾン 紫外線吸収剤、
安定化剤
21オルトフェニルフェノール防腐殺菌剤
22カテコール抗酸化剤など
23カンタリスチンキ毛根刺激剤
24グアイアズレン紫外線吸収剤、
消炎剤
25グアイアズレンスルホン酸ナトリウム消炎剤
26グルコン酸クロルヘキシジン防腐殺菌剤
27クレゾール防腐殺菌剤
28 クロラミンT防腐殺菌剤
29クロルキシレノール防腐殺菌剤
30クロルクレゾール防腐殺菌剤
31クロルフェネシン防腐殺菌剤
32クロロブタノール防腐殺菌剤
335−クロロー2−メチルー4−イソチアゾリン−3−オン殺菌防腐剤
34酢酸dl−αートコフェロール抗酸化剤など
35酢酸ポリオキシエチレンラノリンアルコール界面活性剤
36 酢酸ラノリン基剤
37 酢酸ラノリンアルコール基剤
38 サリチル酸及びその塩類防腐殺菌剤
39サリチル酸フェニル紫外線吸収剤
40ジイソプロパノールアミン中和剤
41ジエタノールアミン中和剤
42シノキサート紫外線吸収剤
43ジブチルヒドロキシトルエン抗酸化剤
441,3−ジメチロールー5,5−ジメチルヒダントイン(別名DMDMヒダントイン)防腐剤
45臭化アルキルイソキノリニウム界面活性剤
(防腐殺菌剤)
46臭化セチルトリメチルアンモニウム界面活性剤
47臭化ドミフェン界面活性剤
防腐殺菌剤
48ショウキョウチンキ毛根刺激剤
49ステアリルアルコール基剤・乳化安定助剤
50セタノール基剤・乳化安定助剤
51セチル硫酸ナトリウム界面活性剤
52セトステアリルアルコール基剤
53セラック皮膜形成剤
54ソルビン酸及びその塩類防腐殺菌剤
55チモール防腐殺菌剤
56直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム界面活性剤
(洗浄剤)
57チラム防腐殺菌剤
58デヒドロ酢酸及びその塩類防腐殺菌剤
59天然ゴムラテックス基剤・接着剤
60トウガラシチンキ毛根刺激剤
61dl−αートコフェロール抗酸化剤など
62トラガント増粘剤
63トリイソプロパノールアミン中和剤
64トリエタノールアミン 中和剤
65トリクロサン防腐殺菌剤
66トリクロロカルバニリド防腐殺菌剤
67ニコチン酸ベンジル消炎剤
68ノニル酸バニリルアミド毛根刺激剤
69パラアミノ安息香酸エステル紫外線吸収剤
70 パラオキシ安息香酸エステル殺菌防腐剤
71パラクロルフェノール防腐殺菌剤
72パラフェノールスルホン酸亜鉛収斂剤
73ハロカルバン防腐殺菌剤
742−(2−ヒドロキシー5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール紫外線吸収剤
75ピロガロール色材原料、防腐殺菌剤
76フェノール防腐殺菌剤
77ブチルヒドロキシアニソール抗酸化剤
78プロピレングリコール保湿剤など
79 ヘキサクロロフェン防腐殺菌剤
80ベンジルアルコール調合香料の原料など
81没食子酸プロピル抗酸化剤
82ポリエチレングリコール(平均分子量が600以下の物)基剤
83ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩類界面活性剤
84 ポリオキシエチレンラノリン界面活性剤
85ポリオキシエチレンラノリンアルコール界面活性剤
86ホルモンホルモン剤
87ミリスチン酸イソプロピル基剤
882−メチルー4−イソチアゾリンー3−オン殺菌防腐剤
89NN”−メチレンビス(N'−(3−ヒドロキシメチルー2.5−ジオキソー4−イミダゾリジニル)ウレア)(別名イミダゾリジニルウレア)防腐剤
90ラウリル硫酸塩類界面活性剤
91ラウロイルサルコシンナトリウム界面活性剤
(殺菌剤防腐剤)
92ラノリン基剤
93液状ラノリン基剤
94 還元ラノリン基剤
95硬質ラノリン基剤
96ラノリンアルコール基剤
97水素添加ラノリンアルコール基剤
98ラノリン脂肪酸イソプロピル基剤
99ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール基剤
100レゾルシン殺菌防腐剤
101ロジン粘着剤、被膜形成剤
102医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令(昭和41年厚生省令、別表第1、別表第2及び別表第3に掲げるタール色素化粧品用色材



posted by sandman at 09:02 | アイウエオ順 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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